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24の瞳


恐怖の監査も終わり、無事に報告書も提出しました。
その足で、3月まで通っていた学校の先生と飲みました。。。
さきほど帰宅しました。
色々と考えることはあり、そして悩み。
でも、わずかな希望ももらいました・・・また頑張ろう。

で、先生との話しの中でとても印象に残ったことを書いておきたいと思います。
その先生には6歳のお子さんがいらっしゃるのですが、
そのお子さんが先日放送されたドラマ「24の瞳」が大好きなんだそうです。
特にお気に入りのシーンは、
赴任してきた先生が、クラスで自己紹介をする部分だそう。
なんでも、とても暖かい雰囲気のあるシーンだったんだそうです。
で、その子はそれが気に入ったのですが、
ドラマは途中で寝てしまったそうです。
なので、最後まで観ることはなく、
次の日も、そのシーンだけを観たいと言って、先生にせがんだそうです。
で、その場面だけをひたすら見ていくうちに、ドラマ自体も見たくなって、
昨日それを見たそうなのです、最後まで。
「24の瞳」・・・最後は戦争もからんで、悲しい終わり方です。。。

お子さんは、それを見てかなりショックを受けたのだそうです。
とても暖かいお話しだと思っていたものが、とても悲しい結末だった、と・・・

その時そのお子さんがこう言ったんだそうです。
「どうしてこうなっちゃうの?」と。
どうしてこうなるっていうのは、「戦争は何であるの?」ということではなく、

「何で、こういう悲しいお話を放送するの?」

ということだったみたいです。。。
戦争の悲惨さや、その悲しさはたった6歳の子供にも伝わり、
そして、
「こういう同じ悲しみを何でまた私に味わわせるの?」
という思いに変わるのです。
先生は、その発言に目からウロコだったそうです。
子供の感性というものは、無限大です。

「戦争は悲しいもの」

こう思った6歳の子供が、

「何でそんな悲しい思いをさせるの?」と言う。

幼少の頃、何気なく観た映像や、
何気なく聞いた話にショッキングを受けることってあります。
その頃は、
「何でこんな思いをしなくてはならないの?」と、
半ばトラウマのような形になります。
でも、どんどん大人になっていくにつれて、
その意味が分かってくる日がくるんでしょうね・・・
その先生のたった6歳のお子さんでも、
戦争の悲惨さや、悲しさは伝わるのです。
そして、「こんなことが二度と起こらないように」と強く思うのです。

先日も書きましたが、
どんどん戦争を知らない世代が増えてきて、
本当の戦争の悲惨さを語りついでいく人が減少していく、といった世の中です。

こんな小さな子供にも、伝わるんです。
相手を思いやったり、悲しんだりする心は、万国共通であると信じたいです。

今日は8月9日です。
60年前の午前11時2分に、長崎に原爆が投下され、
約7万人の尊い命が奪われました。
広島とあわせると、約20万人もの人が亡くなったそうです。
NHKアーカイブスを見ていて、その最後に、

その悲劇を忘れた時 また悲劇は起こる

という文字が流れました。。。
それを見て、背筋がゾッとし、鳥肌が立ちました。
私達日本人には、忘れてはいけない過去があります。
被害者でもあり、そして加害者でもあります。
戦争によって得になることなんて、一つもありません。
それを忘れてはならないんだと思います・・・
by momo9518 | 2005-08-09 23:57 | 徒然日記

槇原敬之を愛してやまない、そしてお笑いが大好きな管理人です。仕事のことや日々のこと。ちなみに、X-FILESのエピガイブログとして始まったこのブログですが、今では姿形がない、、、という噂もあるとかないとか。


by momo9518